#03 商業施設のレイアウト評価

商業施設のレイアウト評価

快適で楽しいショッピング環境を提供する 商業施設。しかし、場合によっては・・・

テナント店主「うちの店舗の前、人通りが少ないな…」買い物客「この施設、行きたい店を探しにくいわ…」

人通りの偏り→不利な区画→テナント不採算…迷いやすい施設→買物に集中できず→顧客離れ…これらは「空間レイアウト」の問題です。

「空間レイアウト」の良否を図面だけで理解するのは難しい。

スペースシンタックスは、独自の指標化技術により、見えにくかった特性を可視化します。

既存の施設:リニューアル時のレイアウト修正によって、快適性が向上 → イメージup → 利用頻度向上/人の流れが変わり → 売上up → 施設の価値向上/新規の施設:レイアウト案を事前にチェック、改善して、開業後に問題が露呈するリスクを押さえ、魅力度・機能性の高い施設へ → 施設の価値向上

魅力的で、持続可能な商業施設づくりに向けて。

背景・課題

買い物時の歩行は、通勤通学時などのように決まった経路を歩くのとは大きく異なります。周囲の状況を見ながら、その都度、経路を選択しながら歩くことがほとんどです。つまり、空間の「配置=レイアウト」によって、人の動線、行動が変わるということです。人通りは、店舗(テナント)の売上に影響を与える要素でもあります。適切なレイアウトとなっていなければ、一部の店舗前を人が通らなかったり、買い物客が迷ったりするような問題が起きるのです。

スペースシンタックスにできること

スペースシンタックスでは、人の「視線」や「動線」のつながりに着目して、詳細な空間特性を指標化することによって、買い物客が集まりやすい場所と集まりにくい場所を示したり、迷いや混雑が起きやすい場所を見つけたりすることができます。

具体的な成果のイメージ

既存施設については、現況の空間の指標化を行うと同時に、実地での人の分布・行動の調査を行い、施設の問題点を整理します。また、改修や増築などを行った際に、どのように空間特性が変化するのかを予測します。新規施設については、計画・設計図面を基に空間特性の指標化を行い、レイアウト上の弱点や問題点を指摘します。改善提案を行い、その効果を予測して示します。

関係する方々

商業施設の開発や運営に携わる方々、鉄道事業者の方々、地域の商業者の方々、など。