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- #01中心市街地の再生戦略
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#01 中心市街地の再生戦略
背景・課題
全国の地方都市で、賑わいのない、うらぶれた商店街などが見られます。地理的、社会的な中心であるはずの場所が、徐々に失われつつあります。この問題に向き合うには、まず、現状の客観的な「診断」が必要であると考えます。毎年、歩行者交通量調査を行っているところもありますが、限られた地点のみの定点観測結果をグラフ化する程度で、データが十分に活用されていないことが多いようです。
スペースシンタックスにできること
まず、歩行者の分布や行動の特徴などを効果的な方法で調査し、可視化します。これと同時に、建物や公共空間の状況をGIS上に整理します。さらに、スペースシンタックス理論に基づき、街の構造=空間のカタチに起因する課題やポテンシャルを明らかにします。これらを通して、場所の特性に適った施策の検討を行います。
具体的な成果のイメージ
中心市街地の再生に向けては、民間事業による拠点創出と、公共空間の改善、両輪の議論が望まれます。ただ、街のなかで、それらの事業の実施が「効果的な場所」と「あまり効果がでない場所」があります。つまり、位置的に「良いツボ」なのかどうか、という問題です。限られたリソースを戦略的に使うため、立地や事業の方向性についての客観的な評価と助言を行います。
関係する方々
商店街など地域の団体に関わる方々、地方自治体の方々、施設の開発・運営・計画・デザインに携わる方々、など。