5. 公園・広場空間のデザイン分析検討支援
背景・課題
近年、都市における「人」のための居場所、公園や広場空間の大切さについての認識が広がっています。家や職場・学校だけでなく、いつでも、自由に、気持ちよく過ごせる場所があることで、都市生活の豊かさを感じることができます。ただし、良い広場をつくることはそれほど簡単ではありません。周辺の街路や施設との関係を踏まえた、空間の配置、構成のデザインが求められます。
スペースシンタックスにできること
多様で豊かなアクティビティを誘発するような魅力ある広場となるよう、デザイン検討の支援を行います。移動に使われやすい場所、気持ちよく立ち止まったり、座って滞留したりできる場所などが、意図した通りに使われるよう、空間特性の指標化分析と空間構成デザインの知見を活かして、デザイナーとの協働のなかで、プロジェクトに貢献します。
具体的な成果のイメージ
まず、敷地のポテンシャル(動線や土地利用との関係から)について、周囲の街路・公共空間との関係を含めて分析し、可視化します。また、設計案について、視覚的、動線的なつながりの指標化を行うことによって、歩行者にとっての、わかりやすさ、たどり着きやすさ、滞留の魅力度などの観点、また、広場整備による周囲への波及効果などの観点から設計案の評価、改善提案を行います。起伏のあるサイトの場合は地形の情報も含め、また、植栽による日影などについても必要に応じて空間指標の解析を行い、人が認知する環境についての現実的な理解を深めます。
関係する方々
基礎自治体(市長公室・企画調整部門/都市・建設部門/経済・産業部門/観光振興部門 ほか)、都道府県、独立行政法人、その他、公園・広場の整備・運営管理を行う公共団体や民間事業者 ほか
主な業務実績(エリア/年度/検討主体※)※ 業務受注、JVでの受注、再委託受注なども含まれます。
・広場づくりの手引き策定検討/ 2014-2016/国交省国土技術政策総合研究所
・花フェスタ記念公園(可児市)/2017/公園緑地協会
・うめきた2期広場空間(大阪市)/ 2019/民間事業者
・花フェスタ記念公園(可児市)/2017/公園緑地協会
・うめきた2期広場空間(大阪市)/ 2019/民間事業者