Space Syntax Japan

2. 駅周辺エリアの空間再編検討

背景・課題

駅前に広がるロータリーとタクシー待機場・駐車場。これまでの駅前は、「交通広場」としての機能優先の場所でした。それらを人々が豊かな空間体験ができる場所へ、また周辺エリアへの歩行回遊の拠点となる場所へと変える動きが各地で始まっています。必要な機能を満たしつつ、快適で魅力的な場所となる空間配置・レイアウトデザインが求められています。

スペースシンタックスにできること

駅前に立つ歩行者は、それぞれ明確な行動欲求があります。目的地に向かいたい、乗換をしたい、待合せまでの時間を潰したい、買物バッグを整理したい・・・。これらのために、空間を「認知」して、歩行経路や滞留場所を選んでいます。スペースシンタックスは、駅前の空間配置・構成の特性と、人々の潜在的な行動欲求を明らかにして、機能的に好ましいレイアウトや、周囲の街に好影響が波及する構成を提案します。

具体的な成果のイメージ

まず、現況調査によって歩行者の行動ニーズを明らかにします。歩行者量分布だけでなく、歩行経路や歩行途中の立止り・経路選択行動、滞留行動など、詳しいアクティビティを明らかにし、課題や改善可能性を示します。また、現況および設計案の空間レイアウト特性(視認性や動線などに関する場所のポテンシャル)を可視化し、分析的なデザイン検討に貢献します。

関係する方々

基礎自治体(市長公室・企画調整部門/都市・建設部門ほか)、独立行政法人、鉄道事業者、民間ディベロッパー など

主な業務実績(エリア/年度/検討主体※)※ 業務受注、JVでの受注、再委託受注なども含まれます。

・姫路駅周辺(姫路市)/2011-2012/姫路市
・豊田市駅周辺(豊田市) /2015-2017/豊田市
・長崎駅周辺(長崎市) /2016-2019/長崎市
・名古屋駅周辺(名古屋市)/2016-2017/名古屋市
・三宮えき≈まち(神戸市)/2019-2021/神戸市
・沼津駅周辺(沼津市)/2020-2021/沼津市
・京急川崎駅周辺(川崎市)/2021-2022/川崎市
・ミナミ御堂筋エリア(大阪市)/2021-2023/大阪市